元営業(FP1級)のリースバック大手おすすめ会社8選!業者選びのポイントも解説【2024年最新】

プロ厳選おすすめリースバック会社8選というテキストと専門家のイラスト

リースバックを信頼できる大手の業者に依頼したいけど、結局どの企業のリースバックを選べばいいか分からないという方もいるのではないでしょうか。

リースバックは口コミ情報も少なく、経験者からの意見が聞く機会が少ないのが現状です。

7年間のリースバック実務経験を持つ元営業担当(1級ファイナンシャルプランニング技能士)が、これまでの経験と過去の顧客ヒアリングデータを元に、独自のおすすめ大手リースバック会社8選をまとめました。

リースバックの大手おすすめ会社は以下の8社になります。

①穴吹興産(あなぶきこうさん)
②一建設(はじめけんせつ)
③セゾンファンデックス
④SBIスマイル
⑤AndDoホールディングス
⑥インテリックス
⑦スターマイカ
⑧大京穴吹不動産

検討者さん

リースバックを安心して相談できる大手リースバック会社と特徴が知りたい

あなぶき興産竹島

10社以上紹介するサイトもありますが、過去の営業経験からリースバック比較は上記の8社で十分と言えます

重要度 
この記事を読むことで分かること
  • リースバック会社の特徴や違いが分かる
  • 自分にピッタリの業者がどこかが分かる

なお、リースバックの基本知識について1から詳しく知りたい方は以下の記事もご覧下さい。

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」
記事執筆・監修
著者紹介 プロフィール写真

穴吹興産 竹島 健

区分投資事業部 企画系(バックオフィス)課長

【資格】
・宅地建物取引主任者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

【経歴】営業マンとして新築マンションで12年、その後7年間リースバックを中心に中古マンション買取事業に従事。優秀営業マン賞等受賞。現在は経験を活かしてリースバック検討に役立つ情報を発信。

リースバックの取材に関する窓口はこちらstock_mansion@anabuki-kosan.co.jp

目次

プロが選ぶおすすめ大手リースバック8選

最初に当サイトと他の比較サイトとの違いについて簡単に解説します。

当サイトの特徴・他サイトとの違い
  1. 営業マンの実務経験を元に作成
  2. インターネットでは得られない独自の調査情報を反映
  3. 過去検討者のヒアリングデータから作成
  4. 事業者視点での商品性を比較

インターネットでは簡単に情報を集めることができますが、情報元については信頼性が大切です。

必ずしも実務経験がある専門家が書いているものではないため、正確な情報でないこともあるからです。

特にランキング等の情報については、1位の会社がサイトによって異なり、リースバック事業者と仲介会社が混合しているサイトもあり、残念ながら利用者にとっては分かりづらいサイトも存在しています。

当サイトは、実際の営業現場での対話の中でしか得られない情報を元に、他の検討者が比較検討している会社はどこか、さらにはリースバック会社選びの決め手は何かを解説したものとなります。

なお、利用する人のニーズによって理想の業者は異なるためランキング形式にしておりません。

検討者さん

実際の検討者の意見を元にしたプロによるおすすめ8選ということですね

あなぶき興産竹島

特に検討者様が魅力に感じている各社の商品性は何かについて簡潔にまとめました

おすすめ① 穴吹興産株式会社【2024年認知度調査1位】

商品名:あなぶきのリースバック

東証一部上場企業のあなぶき興産にお任せ
取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション

おすすめポイント

長期で住むことを前提とした普通借家契約によるリースバックと家賃設定に柔軟な点が最大の強み
1都3県と関西3府県・中四国・九州が対象エリア。戸建は対象外で、マンションのみ対応。利用者の年齢制限がなく、普通借家契約では室内の設備保証がある点が好評。本社の所在地は香川県(1964年設立)。東証スタンダード上場(旧東証一部)

普通借家契約が前提に売買金額と家賃のバランスが最もよかった

長期で住み続ける普通借家契約がよかった

リースバック調査 回答者 データ 認知度

※2024年4月 リースバック市場調査

営業マンと売主が話し合っている。ニーズに合わせて取引内容をオーダーメイド

おすすめ② 一建設株式会社

商品名:リースバックプラス

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション・戸建て

おすすめポイント

痒い所に手が届く独自の商品設定でラインナップも豊富。
特に買戻優遇プランは好評で売却した金額で買戻しをすることも可能。戸建て・マンション共に対応が可能。他にも家賃が最大1年間無料になる賃料優遇プランもあり。

買戻しを前提として検討していたが最も希望に合った商品だった

キャッシュバック制度など他の会社にはない制度が魅力

おすすめ③ 株式会社セゾンファンデックス

商品名:セゾンのリースバック

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション・戸建て

おすすめポイント

セゾンカードで有名なセゾングループ。
親会社はクレディセゾン。会社規模が大きいため安心して依頼できる。全国対応が可能でマンション・戸建て両方対応可能。都心部の高額物件(タワーマンション等)では、他社と比べて売買金額高く設定できる点が特徴。

会社も大きく安心で、マンションのリースバックで買取金額が最も高かった

家賃よりも売買金額を重視しましたが最も条件がよかった

おすすめ④ SBIスマイル株式会社

商品名:ずっと住まいる

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション・戸建て

おすすめポイント

東証プライムに上場しているSBIホールディングスのグループ企業。
SBIグループで会社の経営が安定していることはもちろん、普通借家契約で家賃も相場より低く設定出来る等リースバックの商品自体も評価が高い。

普通借家契約で家賃設定も低く他社と比べ良心的な条件だった

ホームページで相場より低い家賃設定というのを見て査定を依頼しました

おすすめ⑤ 株式会社AndDOホールディングス

商品名:ハウス・リースバック

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション・戸建て相談

おすすめポイント

テレビ等で目にすることも多く、日本で最も有名なリースバックと言えばハウスドゥのハウスリースバック。
運営しているのが、And DO ホールディングスで、全国にハウスドゥ店舗(フランチャイズ含む)のネットワークがあるため対応エリアは非常に広い。他社で取り扱い難しい郊外のエリアでも、柔軟に対応することが可能。

立地が郊外で他の会社で断られたけど対応してもらえた

テレビCMやラジオで名前を聞くことが多いため依頼しようと思いました

おすすめ⑥ 株式会社インテリックス

商品名:あんばい

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション・戸建て相談

おすすめポイント

「あんばい」という商品で有名。センチュリー21と提携しており、リースバック事業は比較的早い時期から取り組んでいる。基本的には定期借家契約でのリースバックの取扱い。定期借家契約の再契約という手法で、長期に住むことも可能。一戸建てのリースバックや短期のリースバックに検討されることが多く、短期リースバックで売却金額に競争性がある。

戸建てでしたが、条件が最も良かったので決めました

敷金・礼金が0円で最初の2カ月の家賃も無料という点に惹かれました

おすすめ⑦ スター・マイカ株式会社

商品名:マンション専門リースバック

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション相談

おすすめポイント

区分マンション保有戸数日本一。
主に賃貸中のマンションを購入することが得意で、リースバックは既存事業の親和性が高く事業参入。定期借家契約が主体となった取り組み。都市部のマンションで積極的にリースバックに取り組んでいる。

マンションの取扱実績が最も多く、安心して任せられると思った

上場していて会社も安心できると思い検討しました

おすすめ⑧ 株式会社大京穴吹不動産

商品名:売っても住まいる

取扱種別普通借家契約家賃
設定
買戻し取扱
エリア
マンション相談

おすすめポイント

定期借家契約でのリースバックを提供。
本業が不動産仲介業であるが、自社が直接買主となりリースバックにも取り組んでいる。店舗があるエリア内では、過去事例に基づく相場感や経験に基づいて査定を行うため、売買金額を高くできる場合がある。穴吹興産と名前は似ているが、全くの別会社。

1年間の定期借家契約の見積もりで買取金額が最も高かった

仲介による通常売却も並行して検討していたので相談しやすかった

大手リースバック会社の比較一覧表

以下は2024年2月時点の大手リースバック主要8社の比較表になります。それぞれの会社の対応エリアや商品特徴等を比較してみましょう。

スクロールできます
会社名
(top8)
穴吹興産(東証スタンダード)一建設セゾン ファンデックスSBIスマイルAnd doホールディングス(東証プライム)インテリックス(東証スタンダード)スター・マイカ(東証プライム)大京穴吹不動産
商品名あなぶきのリースバックリースバックプラスセゾンのリースバックずっと住まいるハウスリースバックあんばいマンションのリースバック売っても住まいる
取扱エリア関東1都2県・関西・東海・中国・四国・九州全国全国(一部対応不可)全国主要都市全国北海道・仙台・横浜・名古屋・大阪・広島・博多及び隣接する地域札幌・仙台・東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・広島・福岡営業所のあるエリア内
取扱種別マンション(戸建ては不可)マンション・一戸建てマンション・一戸建てマンション・一戸建てマンション・一戸建てマンション・一戸建てマンション(戸建ては不可)マンション(戸建ては不可)
査定日数最短即日1日~3日最短即日最短即日約1週間7営業日前後3営業日以内要確認
買戻可否可能可能可能可能要相談要相談要相談要確認
商品特徴①長期で住める普通借家契約が基本賃料優遇タイプ(定期借家契約)普通借家契約が基本柔軟な家賃設定約700店舗の全国ネットワーク2年の定期借家契約の再契約が可能中古マンション買取実績・区分マンション保有戸数NO1の実績に基づく安心感定期借家契約のみ(1年,2年,5年)
商品特徴②柔軟や家賃設定買戻優遇タイプ(定期借家契約)買戻しにも柔軟に対応最短1週間で決済が可能。多種多様なリースバック商品が充実年齢の制限なし70歳以上の単身者向けに「HOME ALSOK みまもりサポート」を提供賃貸居住中の設備保証サービス
商品特徴③賃貸中の設備保証・セコムの見守りサービス敷金・礼金が0円全国で取扱い可能1級建築士による建物検査・調査安心コールサービス・定期訪問サービス
備考あなぶきグループ。主な事業はマンション分譲。賃貸中マンションの買取も行っている。飯田グループ
1年間家賃無料の制度やキャッシュバック制度も有。
セゾングループSBIグループCMでハウスドゥにおなじみ。主な事業は中古マンション買取、リフォーム後再販。主な事業は賃貸中中古マンション買取、販売。
リースバック会社比較表(2024年2月19日時点) ホームページ掲載情報元に作成
長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」

リースバックとは

リースバック会社を比較検討したい人はリースバックの仕組みについては理解している人も多いですが、おさらいの意味も含めて基本的な知識を確認しておきましょう。

リースバックの仕組み

リースバックは自宅を短時間(2週間~1カ月程度)で売却代金を受け取り、その後は賃貸としてそのまま自宅に住み続けることができる方法です。

所有から賃貸に変わるため、家賃が必要になる一方で固定資産税や管理費等の支払いが不要になります。

リースバックでは買主が個人ではなく、主にリースバック会社等の法人となります。

リースバックは、2019年以降に大手不動産会社や上場企業を中心に本格的にサービス展開が行われました。

主に各社のサイト上で査定依頼・問い合わせを受ける運営を行っています。

今では自宅を売る方法の選択肢の1つとして検討されています。

主に居住用不動産が対象となりますが、一棟建物や事業用の工場・倉庫・土地も対象としている会社もあります。

自宅を活用してまとまった資金調達をする方法としてリバース60(リバースモーゲージ)がありますが、こちらは金融機関による融資となります。

リースバックは融資と違い、基本的に保証人等は不要で売却で得た資金の使い道に制限はなく自由となります。

メリットデメリット
売却後も引越しが不要
短期間で自宅を現金化し資金を確保できる
毎月の支払負担を減らせる場合がある
周りに売却したことが知られない
天災等の所有に関するリスクが無くなる
買取となるため通常の売却金額より低い
家賃が高い場合がある
所有権が移転する
住める年数に期限がある場合がある
リースバックのメリット・デメリット

リースバックの利用動機

リースバックでは老後の生活費や事業用資金の確保のため等、様々な目的で利用されています。

特に、60歳から65歳で仕事の定年退職を迎える世帯で住宅ローンの返済が残っている場合、毎月の支払金額を抑えるためにリースバックを選ぶ、という人が増えています。

他にも、離婚がきっかけでリースバックを検討する人も珍しくありません。

リースバック比較で重要なことは1つ

リースバック検討ではインターネットを使って様々な情報を集めることはもちろん重要ですが、リースバック会社選びで最も重要なことは、複数の見積もりを取得すること。

最低でも3社以上の合い見積もりを取得しましょう。

査定依頼(見積もり)の数が多いほど比較による判断がしやすくなるからです。

各会社ごとに商品特徴の違いはあっても、実際に査定を依頼しなければ比較することはできません。

また、リースバックの査定内容は会社によって大きく条件が異なります。リースバックを初めて検討する人からすると、その違いに驚かれたり不安になることもあるかも知れません。

リースバックの査定は絶対的な基準がある訳ではなく、会社の経営方針にる得意・不得意のポイントが異なるため売買金額が高い会社・家賃を低う会社など条件は様々です。

また、比較においては以下のような違いもありますが、最初から細かな比較を行うよりは、まずは大枠での企業の取り組み方の違いに注目して自分にあった会社かどうかを選定することが大切です。

  • 査定(審査)の必要日数
  • 敷金・礼金・更新料・事務手数料等の有無等
  • 決済スピード(5日~2週間が場合が多い)
  • ホームセキュリティ等の付帯サービス・特典

複数社に査定を依頼することで、平均的なリースバック査定の基準・標準を自分で理解することにも繋がります。

検討者さん

1社の査定だけで決めてしまわないことが重要なんですね

あなぶき興産竹島

後から後悔しないために3社以上で見積もりを依頼して検討しましょう

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」

リースバック会社5つの比較ポイント

積み木と人形から1つを選ぶ写真

リースバックでは会社ごとに商品が異なりますが、比較ポイントとしては以下の5点が挙げられます。順番に詳しく解説していきます。

5つの比較ポイント

比較ポイント①

重要度

売買価格というテキストとお金の写真

売買価格はリースバックで最も気になる条件で比較がし易い条件の1つです。

比較ポイント②

重要度

家賃設定というテキストと電卓を使う人

家賃設定が利回り重視か柔軟に対応しているか。長期に住むことを考えている人には家賃設定は重要な要素

比較ポイント③

重要度

賃貸期間というテキストと鍵と契約書

1年の短期間のリースバックもあれば、賃貸の期限がないリースバックもあるため重要な比較ポイント

比較ポイント④

重要度

修繕金負担というテキストと電卓・グラフ

賃貸中の修繕金の負担が借主・貸主どちらになるかはリースバック会社によって異なります。

比較ポイント⑤

重要度

買戻しというテキストと女性


将来的に自宅の買い戻しを行うかどうかでリースバックの条件も異なってきます。

比較① 売買価格 重要度

売買価格というテキストとお金の写真

売買価格は、リースバック会社による買取価格です。

リースバックは短期(最短で5日)で自宅を現金化できる反面、市場で取引する訳ではないため通常の売却相場で売却することは難しくなります。

一般的にマンションであれば通常「売却相場」の70%程度と言われています。

「売却相場」は、同じマンション内や周辺の同グレード・築年数の成約価格を元にいくらで取引されているかが指標となります。

例えば、同じマンションで同じ広さ・階数のものが2,000万円で取引されているのではあれば、売買相場は2,000万円と考えることができます。

同じマンション内でも階数が違ったり、方角が違うだけで市場価値が異なることがあります。その場合、売買相場に対して強弱がつきます。

例えば、階数によって眺望・日当たりの違いは異なり、向きによっても日当たりの条件が違うため価値も異なります。

なお、相場は「売出金額」ではなく「成約相場」から求められます。

売出金額は売主が売りたい金額で、成約相場の110%~120%程度と高めに設定されることも多いため、成約相場と間違えない様に注意が必要です。

リースバックの売買価格(買取価格)は実際に査定を依頼して見なければ分かりませんが、成約相場の70%を基準に高いのか安いのかという判断をすることが可能です。

都市部の比較的好立地で不動産の流動性が高い(需要が多い)場所は売買価格が高くなる傾向がありますが、流動性が低い(需要が少ない)場所では相場より低い買取価格となることもあります。

検討者さん

リースバックは売出相場ではなく「成約相場」の70%が目安

比較② 家賃設定 重要度

家賃設定というテキストと電卓を使う人

売買価格が高いだけでは手放しで喜ぶことはできません。

理由は、リースバックにおける賃貸借の家賃(リース料)は、概ね売買金額で決まるからです。

売買金額が高くなれば、家賃も高くなるのがリースバックです。

長期で住み続けることを検討する場合には、売買金額よりも家賃を重視することが重要となります。

以下の表で確認すると、家賃の差が賃貸で住む期間によってどの程度の差額になるかが確認できます。

スクロールできます
家賃の差/年数5,000円10,000円15,000円20,000円25,000円
3年180,000円360,000円540,000円720,000円900,000円
5年300,000円600,000円900,000円1,200,000円1,500,000円
10年600,000円1,200,000円1,800,000円2,400,000円30,000,000円
15年900,000円1,800,000円2,700,000円3,600,000円4,500,000円
20年1,200,000円2,400,000円3,600,000円4,800,000円6,000,000円
検討者さん

10年以上住んだ場合、売買金額が240万円高いよりも家賃が20,000円安い方が結果的にお得になる訳ですね

あなぶき興産竹島

複数社の見積もりを取得した際には各社の条件を比較してどのプランが良いかを検討するようにしましょう

家賃の設定基準は?

リースバックの家賃は売買金額が高ければ高く、売買金額が低ければ低くなります。

これは、不動産投資における投資利回りという収益の計算方法によるものです。

事業者にとってリースバックで不動産を購入するということは、賃貸中の投資物件を購入することと同義になります。

つまり、売買金額に対していくらの家賃(利回り)を得られるかが事業者にとっては重要となる訳なのです。

売買金額に対してに高い家賃設定(利回りが高い)とすると売主にとってリースバックのメリットが薄まりますし、家賃設定を低くすると(利回りが低い)だと、リースバック事業者にとって投資をするメリットが無くなります。

売買金額を重視して選んだ結果、無理のある家賃となり後から払えなくなることも考えられるため、売却金額だけでなく家賃も含めて総合的に考慮する必要があります。

では、どの程度の利回りがリースバックでは設定されているのでしょうか。利回り設定に関しては、会社ごとに基準が異なるため、残念ながら実際の家賃も査定を依頼してみるまでは分からなくなっています。

以下に、マンションで売買価格2,000万円でリースバックを行った場合の利回り参考基準をご紹介します。実際の見積もりは以下と尾となることもあるので参考程度にご確認下さい。

スクロールできます
利回り想定家賃立地駅距離築年数利回り解説
3%以下
(取扱難)
1年以内の定期借家契約等で対応できる場合あり。
3%~4%台5万~
8.3万
超都市部5分以内5年~10年前後都市部の一部の物件で対応。
4%~5%台8.3万~
9.9万
都市部5分~8分10年~15年前後都市部の一部の物件で対応。
5%~6%台9.9万~
11.5万
都市部・地方都市8分~10分15年~20年前後一般的な利回り設定。
7%~8%台11.5万~
14.8万
地方都市8分~15分20年~30年前後立地・築年数次第でやや高い利回り。
8%~9%台14.8万~
16.5万
地方都市8分~15分30年以上立地・築年数次第で高い利回り。
10%以上16.5万~地方都市15分以上30年以上利回りは高くなりやすい
普通借家契約:マンション表面利回り参考基準表(売買価格2000万円)※穴吹興産独自調査

超都市部 :東京都(23区)、大阪府(市内)の中心部
都市部  :関東圏・関西圏・愛知県・福岡県の都市部
地方・郊外:上記都市以外

地方と郊外のイラスト
検討者さん

利回りによって家賃設定は結構変わるんですね

あなぶき興産竹島

経験上、利回り3%以下の設定は短期のリースバック以外で設定されることはありません

比較③ 賃貸期間 重要度

賃貸期間というテキストと鍵と契約書

リースバック後の賃貸期間は賃貸借の契約内容によって異なります。

賃貸借契約は2つの種類があり、長期で住むか短期で住むかによってどちらを選択するかが変わります。

  • 普通借家契約
  • 定期借家契約

リースバックでは定期賃貸借契約で行っている会社が多く、普通借家契約を中心に行っている事業者は少ないのが現状です。

リースバックでは、契約後に退去を求められた等のトラブルもあるため、後から後悔しないためにも2つの契約の違いは十分理解を深めておきましょう。

普通借家契約(ずっと住める)

普通借家契約は一般的な賃貸マンション・アパートでも採用されている賃貸借契約で、契約期間はあるものの基本的には更新が可能で住み続けられる契約となります。

そのため、基本的に退去の明確な予定がなく住み続けることを重視したいという場合には、普通借家契約でのリースバックを選ぶことがおすすめです。

更新可能な普通賃貸借のイラスト

定期借家契約(短期間が基本)

定期借家契約は、予め賃貸借契約期間を定め当初の期間が満了したら契約が終了し、貸主の同意がない限り退去が必要となる契約となります。

普通借家契約の場合は、貸主の同意がなくても契約を更新し続ける限り住み続けることができますが、定期借家契約ではそもそも更新を前提としていません。

賃貸期間を延長する場合には貸主の同意が必要となりますが、貸主は同意しない場合には契約に基づいて賃借人の退去を求めることができます。

定期借家契約は主に住み替え先が決まっている場合に利用されます。

検討者さん

賃貸期間が未確定の場合や長期で住みたい場合は普通借家契約が良さそうです

比較④ 修繕費負担 重要度

修繕金負担というテキストと電卓・グラフ

リースバック後の賃貸期間中に住戸内の設備が故障した際に貸主・借主どちらが負担することになるかも、比較ポイントの1つです。

例えば、給湯器の故障に関する費用です。給湯器は10年が経過すると故障の発生率が高まり、製造後から8年程度で部品の製造が終了しているため故障した際には取替となることが一般的です。

取替には10万円~20万円の費用が必要となるため、故障した際の借主側の負担は大きなものとなります。

修繕負担はリースバックでは借主負担が一般的

マンションで給湯器の修繕としている人

一般的な賃貸借契約と異なり、リースバック時の修繕費の負担は借主となる旨を賃貸借契約書で定められていることがほとんどです。

穴吹興産のように賃貸中の修繕費の負担を貸主負担としている会社もあります。

あなぶき興産竹島

リースバック取引の1年後~2年後に給湯器等が故障するといった事例は少なくありません

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」

比較⑤ 買戻し 重要度

買戻しというテキストと女性

買戻しに積極的に応じてもらえるかという点も、比較ポイントとして挙げられます。

「買戻し」とは一時的にリースバックで自宅を売却しても、将来お金の目途が立った際に自宅を再度購入することです。

事業資金の確保等で一時的に資金確保のためにリースバックを行い、後から買戻しをするケースもあります。

買戻しは、リースバック時の売却金額の110~130%程度で設定されることが多く、リースバック時の売却金額と買戻し金額との差額がリースバック会社の利益となります。

買戻しは、すべてのリースバック契約で可能という訳ではありません。

買戻しを希望する場合は、先方にその旨を伝えて売買契約書面上で明記する必要があります。買戻金額や買戻し期間を予め決めることが一般的です。

リースバックの買戻しのイラスト

買戻しの注意点

買戻しは実行できなければ意味がないため、現実的に将来買戻しが可能かどうかをしっかりと具体的に検討することが必要です。

買戻しの条件を重視してその他の条件(売買価格・家賃・賃貸期間等)を妥協したのに、結果的に買戻しが出来なかった場合には損を可能性もあります。

例えば、将来買戻すことを前提に通常の買取価格より低い価格で売買価格を設定し、3年後に売却価格の110%(比較的安い)で買戻しができる約束をし、賃貸借契約は3年の定期借家契約で取引した場合を考えてみます。

予定通り3年後に買戻しができれば、比較的安い金額で買戻すことができます。

しかし、買戻しが出来なかった場合には安い金額で売却しただけなく、定期借家契約により自宅を退去せらずを得ない状況になってしまいます。

検討者さん

買戻しは具体的な時期や実現の可能性をしっかり考えた方が良さそうですね

家賃をきちんと支払うことが出来なかった場合は、買戻しの権利が消滅することもあります(契約書に明記)。

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」

リースバック検討での最初の2ステップ

ステップ1,2,3,4、5、と書かれた札

すぐにリースバックの査定を依頼するもの1つの方法ですが、以下の2つのステップでリースバックを検討した上で見積もり依頼をすることでより無駄無く効率的に検討を進めることができます。

検討者さん

正直、リースバックが本当に良いのかもまだ分かっていません。。

あなぶき興産竹島

リースバックはメリットだけではありませんので、何がベストな選択肢か考えてみましょう

ステップ① 検討理由の明確化

リースバックの検討理由を明確にしましょう。

上記で解説したようにリースバックは通常の売買相場の70%程度の売却価格となり、不動産を高く売却するための方法ではありません。自宅に住み続けることと高く売却することはトレードオフ(交換条件)の関係にあります

リースバックは売主にとって一方的に都合の良い取引という訳はないため、リースバックが最も良い取引方法なのかという点については家族内で慎重に考える必要です。

自宅に住み続けることにこだわらなければ、通常売却で自宅を高く売却して別の賃貸に移り住むこと可能です。

他にも、リバース60等のリバースモーゲージ(自宅を担保に入れた融資)を利用する方法もあります。

リースバック検討理由のポイントは以下の2つです。

  1. 自宅の売却理由(資金が必要な理由)。
  2. 今の自宅に住み続けたい理由。

これまで当社へご相談を頂いた方で、リースバックを選択された方の一例をご紹介します。

リースバック検討理由①自宅の売却理由②自宅に住み続けたい理由
老後資金年金生活で生活費に不安がある。生活環境を変えたくない。
家計負担改善住宅ローン・カードローン等毎月の支払いが厳しい。子供が小学生で転校が難しい。
事業資金事業資金が必要。自宅兼事務所で会社住所の移転が困難。
離婚による財産分与離婚による財産分与。子どもを含む夫婦のどちらかた住み続ける。
医療費・介護費医療費・介護費の確保。介護者がおり、引越しが難しい。
住宅ローン完済定年後の住宅ローンの支払いが不安。生活の質を落としたくない。
相続対策相続財産の分割。納税資金の確保。子どもの実家でもあるため、引っ越しはしたくない。
あなぶき興産竹島

リースバックは売買金額が低くなるため、住み続けることのメリットを天秤にかけて検討することが重要です

検討者さん

住み続けることよりも、高く売却した方がメリットがある場合には通常売却も検討した方がよさそうです

ステップ② 優先順位の整理

リースバック検討に置いて、重視したい点が何を予め考えておくことは大切です。

まずは、以下のポイントについて考えてみましょう。

  1. 住宅ローンの残債の有無。残債の額。
  2. 現在及び将来支払いができる家賃はいくらか。
  3. 賃貸で長期で住み続けるかどうか。
  4. 買戻しを行うかどうか。

例えば、高齢者世帯が老後資金の確保のためにリースバックを検討する場合の検討の優先順位としては以下のようになります。

  1. 年金生活でも支払可能な家賃設定。
  2. 長期で住み続けることができる。
  3. 住宅ローンの残債以上の売買金額で手残りで老後資金も確保したい。
  4. 買戻しは不要。

ここから、より具体的なリースバックの条件を検討して以下のように希望条件を明確にします。

  • 家賃設定:9万円
  • 賃貸契約:普通借家契約
  • 売買金額:2,000万円以上
  • 買戻し:無し

ここまで検討条件を整理できれば、後はリースバック会社の詳細を調べて自分の条件に合いそうな会社をピックアップして査定を依頼し比較検討するだけです。

次は比較検討の手順について詳しく解説していきます。

あなぶき興産竹島

リースバック事業者によって商品性が異なるため、優先順位が明確であれば業者選びがし易くなります

検討者さん

私の場合は、住める期間やリースバック後の家賃が大切です!

リースバック比較検討の手順

リースバックの会社の商品を比較検討するための手順は簡単です。

STEP

リースバック会社を絞る

リースバック検討の最初の2ステップで、希望条件の整理ができたら次は条件を満たしてくれそうなリースバック会社を絞ります。

大手系のリースバック会社の場合、自社商品について自社のホームページで紹介されていることが多いため、インターネットを使ってリースバックの商品に関する情報を集めましょう。

STEP

査定を依頼する

希望条件を満たせそうなリースバック会社を絞ったら、各社に見積もりの依頼をしてみましょう。一気に査定を依頼をし過ぎると対応や整理も大変になるため、最初は3社程度に依頼することをお勧めします。

後程詳しく解説しますが、リースバックの見積もり依頼方法は以下の3種類あります。

①おすすめ度リースバック会社に依頼
②おすすめ度リースバック一括査定
③おすすめ度不動産仲介会社に依頼

いずれの場合も査定結果が分かるまでは、1日~5日程度となります。

STEP

査定を依頼する

検討しているリースバック会社の見積もりが揃ったら、各社の売買金額・家賃等の条件を比較・検討します。査定内容について気になる点があれば担当者に直接質問をしてみましょう。

検討者さん

リースバック会社に直接依頼するのがおすすめなんですね

あなぶき興産竹島

諸費用が少なく済みますし、好条件が出やすいからです。理由はこの後詳しく解説します

リースバックの見積もり(査定)3つの依頼方法

色鉛筆と123と書かれた数字

リースバックの査定の依頼は誰に依頼するかで3つの方法があります。

①おすすめ度 
リースバック会社に直接依頼

特におすすめな方法は、リースバックサービスの事業者に直接査定を依頼する方法です。

理由は取引に関わる諸費用が最も安く抑えられるからです。さらにリースバック条件も良くなる可能性が高くなります。

不動産の取引には通常不動産仲介会社による仲介取引となり、成約時には売買価格×3%の仲介手数料が必要となります。

一方、リースバック事業者に直接問い合わせを行い成約となった場合には不動産仲介会社による仲介取引ではなくリースバック会社との直接取引となるため、仲介手数料が不要となります。

さらに、リースバック事業者側にも通常必要となる仲介手数料も不要となるため、その分リースバックの売買価格といった条件が好転します。

例えば2,000万円の仲介取引の場合、仲介手数料の額は売主・買主の双方に必要となるため以下の金額相当の差が発生することになります。

(2,000万円×3%+6万円)×2(売主・買主)=132万円

任意売却中で、借入以上の金額で売却が必要等の事情がある場合や売買価格を高くして少しでも手残り資金を多く残したい場合にはリースバック会社に直接依頼する方法がおすすめです。

メリットデメリット
仲介手数料が不要になる
売買価格・家賃等の条件が良くなる
すべてのリースバック会社が利用可能
1社ごとに自分で査定を依頼する手間・時間がかかる
ある程度は自分で調べる必要がある
検討者さん

仲介手数料だけでも結構差があるんですね

あなぶき興産竹島

仲介手数料が不要な分、手残りが増えたり家賃を抑えられたりといったメリットがあります

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」

②おすすめ度 
リースバック一括査定

リースバックの一括査定は、インターネットの問い合わせフォームに1度入力すれば同時に複数のリースバック会社に依頼することができる便利な方法です。

株式会社応援宣言(東京都渋谷区渋谷)が運営会社の「家まもルーノ」はリースバック専門の一括査定サービスを行っており業界のパイオニアです。

一括査定では複数のリースバック会社に同時に査定を依頼することができ、コンシェルジュと言われる担当者からコンサルティングを受けながら検討を進めることが可能です。

しかし、すべてのリースバック事業者が一括査定会社と提携している訳ではありません。一括査定に対応していないリースバック会社もあるため注意が必要です。

なお、不動産仲介会社による取引となるため、成約時には仲介手数料が発生します。

注意点をチェック

一括査定は2種類あり、「家まもルーノ」等のコンシェルジュ1人が仲介で進めるタイプの他に、複数社同時査定型といった一括査定もあります。この方式では、複数のリースバック会社に同時に査定を依頼します。一度依頼すると電話が鳴りやまない、対応が大変といった声もあるため依頼の際には注意が必要です。

メリットデメリット
手間が掛からない
比較的短期間で査定を集められる
仲介手数料が発生する
一括査定会社と提携している会社のみ利用可
検討者さん

各社の条件を中立的に比較しているコンシェルジュがいれば安心して相談できますね

③おすすめ度 
不動産仲介会社に依頼

リースバックは大手等の不動産会社へ問い合わせをして、査定依頼することもできます。

基本的には対面となるため、検討を始めた人とっては安心して相談することがメリットです。良い担当者であれば、一生懸命に良いリースバック会社を探してくれるでしょう。

一方で、不動産仲介会社によってはリースバックの取扱会社が決まっていることも少なくない為、結果的にリースバック会社の選択肢が少なくなる場合があります

なお、担当者によってリースバックの知識や経験値が異なるため、対応の満足度も担当者次第ということになります。

注意点をチェック

不動産仲介会社に査定依頼した後に、リースバック会社に直接問い合わせを行った際に査定を断られることがあります。

最初に情報を入手した仲介会社を取引に入れずに契約を結ぶことを、不動産業界の言葉で「飛ばし」と呼びますが、結果的に「飛ばし」となってしまった場合は業者間でトラブルに発展する可能性があります。

大手リースバック会社ほど取引によるトラブルを嫌うため、たとえ直接の問い合わせだったとしても最初に仲介会社から情報が入っている場合は断わられることがあります。

メリットデメリット
対面で安心して相談できる
中立的な立場で提案をしてもらえる
仲介手数料が必要
提携先が限られている場合がある
良くも悪くも満足度が担当者次第になる
検討者さん

店舗で対面で相談できる点はうれしいです

あなぶき興産竹島

リースバックか通常売却か比較して検討を進めたい人におすすめです

検討タイプ別 おすすめリースバック会社

英語でCHOICEと書かれた写真

どんな人にも必ずおすすめできる万能なリースバック会社は残念ながらありません。

リースバックは事業者ごとに商品性が異なるため、検討者のニーズに応じておすすめのリースバック会社も変わります。

だからこそ、先ほどの2ステップを通してリースバックでの希望条件を整理して考えることが重要です。

ここでは、検討タイプに対応した代表的なリースバック会社をご紹介します。

長期で住み続けたい・家賃を抑えたい

穴吹興産「あなぶきのリースバック」がおすすめ

穴吹興産(東証スタンダード上場 本社:香川県)のあなぶきのリースバックは、普通借家契約で長期的に住むことを前提に、柔軟な家賃設定に強みがあるサービスとなっています。取り扱いはマンション限定となります。

住み続けること重視している定年前後や高齢者世帯を中心に評判を得ています。利用者の年齢制限はありません。

また、賃貸中の修繕費用も通常の賃貸契約と同様に対応可能となっている点も特徴的です(半年の免責期間有)。

比較候補

SBIスマイル、セゾンファンデックス

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」

買戻しを重視したい

一建設の「リースバックプラス」がおすすめ

一建設株式会社(飯田グループホールディングスのグループ会社)のリースバックプラスは、賃貸期間中に自宅の再購入価格が下がっていくという業界初のシステムを採用しており、長く住むほど自宅を安く買い戻すことが可能です。

特に、売却金額と買戻し金額が同じになる「買戻し優遇タイプ」はお得に買戻しをしたい人にとって非常に強いメリットがあります。

買戻しを検討している人にとっては非常に魅力的な商品となっています。敷金や礼金が0円という点も魅力の一つです。

比較候補

And Doホールディングス、SBIスマイル

短期リースバックで高額買取を希望

大京穴吹不動産「売っても住まいる」がおすすめ

大京穴吹不動産のリースバックは定期建物賃貸借契約(1年、2年、5年から選べる)ではありますが、全国へ展開している店舗を構え豊富な取引実績があるため、高い売却金額でリースバックを検討したい方にはおすすめの1社になります。

大京穴吹不動産以外でも6カ月~1年間の超短期リースバックでは、対応可能な会社が多く売却金額が高くなる傾向があるためリースバック会社に幅広く検討することもおすすめです。

比較候補

一建設、インテリックス、スターマイカ

リースバック比較・査定・ランキングに関するQ&A

査定は無料ですか?

大手系のリースバック会社は査定は0円(無料)となります。基本的には不動産の売却相談となるため見積もり依頼で手数料を要求されるケースはほとんどないと言えます。

査定を依頼するときに用意するものはありますか?

自宅の間取りや固定資産税の納税通知書等の税金が分かる資料を用意できれば理想ですが、なければ査定できないという訳ではありません。

何社査定を依頼すれば良いですか?

3社~5社程度で比較すれば、査定の基準が条分かるため、失敗することも少なくなります。

査定に自宅の内覧は必要ですか?

最初の査定依頼時は内覧不要となっていることが多くなっています。検討段階が進んできた時に、本査定があるためその際に内覧が必要なります。

大手以外のリースバック会社も検討した方がよい?

1年~2年程度の短期のリースバックを検討する場合は、大手以外の様々な会社に依頼することも一つです。長期のリースバックになる程、対応できる会社が少なくなり大手系に限られます。

各社の条件が大幅に異なるので不安です・・

リースバックの事業者によって考え方は様々です。査定条件が会社によって大きく異なるのは、リースバックでは決して珍しいことではありません。但し、賃貸期間等の条件に違いがないかは確認が必要です。

査定条件は交渉可能ですか?

最初の見積もり内容はあくまで簡易査定となりますので、提示されたものが最大の条件とは限りません。検討が進んできたら本査定を依頼することになります。その際にある程度候補となるリースバックが決まっているのであれば、思い切って条件交渉してみましょう。

すぐに利用しない場合でも査定は可能ですか?

リースバック査定は将来の参考として依頼する人も多くいます。売却するかどうかも決まっていない状況でも、査定を依頼することに全く問題ありません。とりあえず査定を知りたいという気軽な気持ちでも依頼をしてみましょう。

ローンが残っていてもリースバックは可能ですか

住宅ローンが残っている場合は、リースバックでの売却資金でローンを返済することが重要となります。売却金額と住宅ローンの残高が近い場合には、諸費用も含めて売買金額がいくら必要かを担当者に相談しながら進めることをおすすめします。

査定額が変わることはありますか?

査定は、簡易査定・本査定の2段階で行っている会社が多く、簡易査定が本査定で減額されることはあり得ます。会社によっても簡易査定の精度は異なります。

ランキングサイトを参考にリースバック会社を選んでも問題ないですか?

ランキングだけを重視して選択すると失敗することもあります。ホームページ上で情報が得やすく比較が容易な点(それほど重要でない)を指標にしているサイトも少なくありません。そのため、実際の査定となるとランキングとは全く違う結果になることが多いです。自分のニーズにあった商品を持つ会社を選ぶことが大切です。例えば、長期で住みたいのであれば普通借家契約が得意な会社を選ぶ等です。

まとめ:目的に合ったリースバック会社を選ぶことが大切

リースバック自宅に住んだまま売却できる便利な方法です。

最初に色々な業者に査定を依頼して検討を進めることも1つの検討方法です。

一方で、リースバックの仕組みを理解した上で本当にリースバックが良いかどうか、どのような条件を希望するかを親族で整理しながら検討を進めることは一見遠回りのように見えて結果的に効率的な検討方法となります。

リースバックでは、各社の取り組み方や商品性に違いがあるため、どのような人にも絶対的におすすめできる会社というのはありません。用途に応じた会社の選択が必要となります。

将来のライフプランを考えて自分の希望に適した相性の良いリースバック会社選ぶ、というのが良いリースバック会社選びということになります。

長期で住める、柔軟な家賃設定、設備修繕対応
「あなぶきのリースバック」
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記事の執筆・監修

2005年穴吹興産株式会社入社。区分投資事業部のバックオフィス系課長。
【資格】
・宅地建物取引主任者
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
営業マンとして7年間リースバックを中心に中古マンション買取事業に従事。数多くのリースバック案件を経験。優秀営業マン賞を受賞。新築マンションの販売も10年以上経験。

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