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若手社員を知る

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若手座談会

不動産という仕事に対する想いや
あなぶき不動産流通の魅力、
そしてこれからについて。
若手社員が集結し
本音をとことんぶつけ合いました。

Member

Taki Kouma

瀧 康真Taki Kouma

2015年入社/商学部卒
宅地建物取引士(入社3年目に取得)

2015年
あなぶき興産入社
1~3年目
あなぶき不動産流通松山店(出向)
4年目~
あなぶき不動産流通高松店に在籍中
 
(5年目にあなぶき不動産流通へ転籍)
Okabayashi Kanako

岡林 香菜子Okabayashi Kanako

2019年入社/文化学部卒
宅地建物取引士(入社1年目に取得)

2019年
あなぶき不動産流通入社
1年目~
現在 高知店に在籍中
Kittaka Takumi

橘高 拓海Kittaka Takumi

2020年入社/経済学部卒

2020年
あなぶき不動産流通入社
1年目~
現在 広島宮島街道店に在籍中
Kawamura Kaena

川村 華江奈Kawamura Kaena

2021年入社/人文社会科学部卒
宅地建物取引士(入社1年目に取得)

2021年
あなぶき不動産流通入社
1年目~
現在 広島店に在籍中
Takaishi Yusuke

高石 裕介Takaishi Yusuke

2022年入社/企業ビジネス学科卒
宅地建物取引士(在学中に取得)

2022年
あなぶき不動産流通入社
1年目~
現在 岡山店に在籍中
Q 1:
なぜ、この業界を選んだのか。なぜ、この会社に入社したのか。
就活時を思い出しながら、ざっくばらんにお話しください。
川 村 :
私の就活時はコロナ禍のピークだったため、ほとんどの会社は説明会をオンライン開催していました。そんな中、対面での説明会を行っていたのがあなぶき不動産流通です。説明会では人事の方と、そちらにおられる岡林さんから2時間近くじっくりと話を聞くことができました。もともと営業職志望ではなかったんですが、話を聞くうちに「地域に貢献できる仕事だな」と興味が沸いてきたんです。
採用ホームページの「物語を支える覚悟はあるか」というキャッチコピーも心に刺さって、「この仕事に挑戦したい」と思うようになりました。面接では、社長自ら仕事の厳しさを説いてくださいましたが、それでも「やってみたい」という気持ちが勝り、入社を決めました。
橘 高 :
僕は大学時代に、歩合給の発生するアルバイトを経験しました。自分が頑張って成果を出すと、バイト料に反映されるのです。その経験を通じて「自分の頑張りをきちんと評価してくれる業界や会社で働きたい」と思うようになったんです。不動産業界を選んだ理由は、そこが一番大きかったですね。
僕も川村さんと同じように、社長面接で仕事の厳しさについて聞きました。正直、ちょっと不安になったのだけど、川村さんはそういう気持ちはなかったですか?
川 村 :
逆に「自分にどこまでできるかやってみたい」と思いましたね。
岡 林 :
私も採用ホームページの「物語を支える覚悟はあるか」という言葉に一目ぼれしたんです。大学では、地域の資源にストーリーを加えて、消費者から共感を得られる商品を開発するなど、中山間地域の活性化に取り組んでいたのですが、「物語を支える覚悟」とは、まさに私のやっていた活動に通じるものがあるな、と。
No.01
高 石 :
僕は不動産業界で働く叔母の影響で、この業界を選びました。叔母が働く姿を見て、お客様の大切な資産にかかわる仕事だから責任は重いけど、その分やりがいも大きいだろうな、と感じたんです。就活では不動産会社に絞ってアプローチしていましたが、あなぶき不動産流通の会社説明会に参加したときに「この仕事は相手の心に寄り添う仕事」という話を聞き、僕がやりたい仕事はこれだ!と直感しました。
川 村 :
高石さんは専門学校卒業ですよね。学校ではどんな勉強したんですか?
高 石 :
不動産に関する資格取得に特化した学校です。高校3年生のときには、もう不動産業界で働きたいと考えていたので、まず宅建の資格を取ろうと思って進学しました。
橘 高 :
入社前に宅建を取得したの? 目標が明確になると意欲も高まりますよね。
岡 林 :
川村さんは、もともとどんな職種を希望していたんですか?
川 村 :
人の人生に直接かかわるような仕事がしたくて、当初はブライダル業界や自動車業界を考えていたんです。不動産はまったく頭になかったんだけど、説明会に参加して仕事内容を詳しく聞くうちに面白そうだなと思うようになって。学生バイトでは経験できないような、スケールの大きさにも魅力を感じました。
瀧 :
僕は営業職に絞って就活をしていました。もともと人と話すのは苦手なんだけど、それを克服するためにあえて人と接する仕事をしてみよう、そして、どうせやるなら扱う金額の大きい不動産業界にチャレンジしてみようと思ったんです。高松出身なのであなぶきグループの名前は昔から知っていました。そこで説明会に参加してみると、人事担当者や先輩社員たちの雰囲気がよかった。地元での知名度の高さも心強かったので、この会社を選びました。
Q 2:
それぞれの想いをもってこの会社に入社して、
印象に残っている経験談や仕事の魅力、
やりがいを教えてください。
瀧 :
高松店に異動して間もなく、敷地面積300坪の古民家風住宅を担当したことがあります。あなぶき不動産流通が買い取らせていただいて再販した物件だったんだけど、放っておくと庭の雑草はどんどん伸びてくるし、冬には落ち葉が積もり、夏は芝が枯れる…など大きな家の管理は本当に大変で。「いつ売れるのだろうか?」と不安になりましたよ。
それまでたくさんのお客様と接してきたけど、売主様はみなさんこんなお気持ちだったんだな、と初めて気付きました。あれは自分にとって大きな転機でしたね。お客様のリアルな目線を体感したおかげで、提案の幅も広がりました。
橘 高 :
不動産は買う人にとっても売る人にとっても、大きなイベント。人生の節目に携われる仕事なので、プレッシャーもありますが、やりがいも大きいですね。不動産売却を考えるお客様の中には、やむを得ず手放そうとしている方もいらっしゃいます。そうしたお客様と打ち合わせるうち、売却後の生活にまで話が及ぶこともある。単なる「営業担当者とお客様」の関係を超え、「ひとりの人間」としてお客様の人間性・人生観に触れ、共感する、ということもあるんです。それも、仕事の魅力の一つじゃないかな、と思います。
川 村 :
私も似たような経験があります。駐車場を必要とされるお客様の多いエリアの物件でしたが、敷地内にも近隣にも駐車場がない。。売主様も「売れるのかしら」と、とても心配されている様子を感じ取りましたので、私は毎日のように連絡をしていたんです。すると、だんだん打ち解け、お客様のことや物件のことなどたくさんお話いただける関係になって。その後、ご縁があって契約をしたのですが、手続き後、売主様がふと「もうお話しする機会がなくなるのは寂しいですね」とおっしゃっていただきました。私も同じで、残念に感じていました。

ところが最近、そのお客様から「中古のマンションを探してほしい」というご相談をいただいたんです。一つの案件から始まって、お付き合いが長く続くこともあるのだと知り、仕事の面白さを再認識したところです。
高 石 :
僕はまだ入社1年目ですが、僕なりに考えながら動いていると、店長から「こういう方法もある」とアドバイスを受けることがあります。それが私には思いもつかないような、目からウロコのような方法なんです。店長は経験も知識も豊富だし、常に周囲にアンテナを張り巡らせていて、本当にすごいと思います。この仕事を通じて身につけられるスキルや知識には、多種多彩なものがあるんですね。
岡 林 :
私は最近、3階建の戸建の売却を担当しました。かなり古い戸建で、一人暮らしのお客様が体調を崩し、その家での生活が難しくなってしまって。その頃には入院していて、自力歩行は困難な状態でした。そこでお客様とご親族は、住宅を売却して医療費に充てたいと希望されたのです。

条件的に難しい物件でしたが、それを理解してくれる買主様と商談することができ、売却が決まりました。

その報告をしようと病院を訪ねると、お客様がわざわざ歩行器を使って面会室においで下さったんです。そしてお客様が私に何度も「ありがとう」と頭を下げていただいて。ご親族からは「もう歩けない」と聞いていたのに…。「とうてい売れる望みはない」と悲観していた家が売却できて、気持ちが前向きになったんだろう、と親族の方も驚いていました。不自由な身体にも関わらず、感謝の気持ちを懸命に伝えてくださったお客様の姿は、忘れられません。
川 村 :
難しい案件でも、お客様の事情を知ると何とかしたいという気持ちになりますよね。
岡 林 :
条件があまりに厳しいので、他の不動産会社からはすべて拒否されたみたいです。藁にもすがる気持ちで当社に連絡をくださったお客様を、お断りするという選択肢はありませんでした。
No.02
Q 3:
不動産のプロフェッショナルとは何だと思いますか?
また、宅建等の資格を持っていてよかったなと
思う瞬間はありますか?
川 村 :
「宅建を持っている」と言うと「すごい」という反応が返ってきます。印象はやはり良いのでしょうね。
橘 高 :
僕は先日受験したばかりなんです。不動産売買に関する様々な知識が問われるので、勉強はやはり大変でした。でも、お客様に的確なアドバイスができるよう、早く取得したいです。(2022年度の試験で合格しました)
岡 林 :
宅建があれば、初回の面談から契約・決済まで全て一人の担当者が担当できますよね。お客様にとっても、契約段階で見慣れない人が手続きするより、初めからお客様をよく知っている担当者が対応させていただく方が安心だと思います。
瀧 :
一人の営業担当者が変わらず責任をもって担当する、というのが、最終的には顧客満足につながるんじゃないかな。分業制は効率が良いように思われるけど、お客様から見た時、複数の人が入れ替わり担当するのはどうなんだろう。売却のお客様であれば、色々な人に伝えたくないこともあると思いますし、販売のときにはどんなターゲット層に、どんな販売方法でアプローチしていくか、など相談しながら進めますよね。そうやって共有した時間の中から信頼が生まれる。宅建を持っていないために、どこかの段階で他の人に仕事を委ねることになるのは、お客様にとって不安なことだと思います。
橘 高 :
僕が考える「不動産のプロ」は、お客様に的確なアドバイスができるかどうかだと思います。購入希望のお客様なら、検討している不動産の特徴を説明した上で、お客様のニーズにマッチしていることとそうでないことを整理し、包み隠さずお伝えする。そうすることで不動産の購入に納得感をもっていただける。それは不動産に関する深い知識とプロ意識を持った人にしかできないことですから。
高 石 :
僕の上司は、僕らの役目は「お客様の望みを聞いた上で、プロとしての知見を活かし、目的地に到達するまでの道を整備して差し上げることだ」と言います。お客様の話を聞くのは大事だけど、何もかもお客様に委ねてしまうのは、ある意味、僕らがプロとしての責任を果たしていない、とも。専門知識の少ないお客様には判断できないこともあるのだから、お客様が行きたいと思っているゴールへ力強く導くのも、僕らの大事な務め。それが「不動産のプロ」なのだ、と考えるようになりました。
瀧 :
そうですね。お客様は不動産の取引をそう何回も経験するものではないですしね。
岡 林 :
お客様は不動産に関する知識がほとんどない状態で来店され、私たちを「不動産のプロ」だと信頼し、いろいろな話をされますよね。また、たくさんある不動産会社の中から私たちを選んでくださっている。そう考えると、知識やスキルはもちろんだけど、人間性も「プロ」に必要な要素の一つじゃないか、とも思います。具体的な人物像で言えば、当社の近藤社長かな。
川 村 :
近藤社長のどういったところが「プロ」だと思いますか?
岡 林 :
入社1年目の研修で社長の仕事の仕方を聞く機会があったんです。たとえば物件引き渡し時、重要事項説明書にガス会社や電力会社などの連絡先を記載しますよね。でも、社長はインフラ関係だけでなく、引っ越し会社や町内会連絡先まで一覧にしてお客様にお渡ししていたんです。その資料を見せてもらうと、もう圧巻で。「お客様はここでつまずくかもしれない」という視点で全体を見渡し、先回りをして障害物を全部取り除いている。まさに「プロ」だと感じました。
高 石 :
昨日も店長と2人で話をしていて、「不動産会社の社員は一匹狼のような動きをしがちだけど、せっかく同じ会社に所属しているんだから、周りのスタッフの状況も考えながら、みんなで協力して仕事をしよう」と言われたんです。僕は自分のことに精いっぱいで周りが見えていない状況だったので、ハッとさせられました。不動産のプロと言われる人は、見えている世界が広いな、と思いました。
瀧 :
経験を積んでも自分のことで精いっぱいになりがちですよ。そこを意識して変えていこうという姿勢はすばらしいですね。
No.03
Q 4:
若手ならではの視点で、自分たちが、
これからの会社をこんな風にしていきたい。
と考えていることがあれば教えてください。
橘 高 :
僕は2つあって、一つは休日です。不動産業界は水曜休みというのが定番だけど、土日でお客様の予約などが入っていなければ、休みにしてもいいのではないでしょうか。土日を完全に休みにするのは難しいと思うけど、休める人は休むとか。もっと融通がきくようになれば、不動産業界で働いてみようと考える人も増えると思います。
岡 林 :
土日が休める環境になれば、子育て中の人も働きやすくなりますよね。
橘 高 :
もう一つは、僕たち若い世代が常に新しい動きに適応できるよう準備しておかないと、と思っています。たとえば現在はネットによる集客が中心になっているけど、昔はネットなんてなかったわけだから。同様に、僕らが中堅になった時、今とまったく違うツールや手法が生まれるかもしれない。業界の流れや他社の動きにアンテナを張り、対応できるようにしておかないと、と感じます。
川 村 :
私はあなぶきグループの認知度をもっと高めたいですね。広島では「あなぶきは戸建も扱っているの?」と驚かれるお客様が多いんです。戸建も土地も幅広く扱っていることを知ってもらえれば、お客様から「あなぶきなら何でも任せられる」と思っていただけるはずです。グループの力を活用すれば、お客様のお役に立てることがもっとたくさんありますよね。
高 石 :
「あなぶき=マンション」というイメージを持っている方は、岡山でも多いです。そこで岡山店では戸建案件を増やそうと取り組んでいて、僕も今、戸建を担当しています。新しいことにどん欲に取り組んでいくのは、とても大事だと思います。まもなく、あなぶきグループで新規事業のアイデアを競う「夢たまグランプリ」が開催されますが、そういったイベントにも積極的に参加していこうと店舗内で話しているところです。
瀧 :
当社は他社に比べて引き渡し後のサービスが充実していると思うけど、できることはもっとあるはず。新しいサービスを企画するためにも、今まで以上にお客様の目線を大切にしていきたいですね。
また、人材育成も重要なテーマの一つです。新人教育も担当するとわかるけど、人に教えるのは自分がやるより難しい。工夫しながら後輩たちのサポートをして、若い力で会社を盛り上げるような体制を作っていけたらいいなと思っています。
岡 林 :
私はもっと、社内のみんなと対面で集まる機会が増えればいいと思います。コロナ禍で難しい時期かもしれませんが、全社員で行う社内研修のセールストークコンテスト一つとっても各店舗でそれぞれ特徴があってとても勉強になる。今はオンライン開催だけど、もっとリアルな場で横のつながりが持てたらいいな、と。だからみなさん、これからも機会をつくって交流しましょうね!
No.04